桜切るバカ梅切らぬバカと言いますが、悲しい悲しいことに、本日、午前10時にヒゲ係長が現地に行くと、桜が切られていました。昨日自分が午後4時に撮影に行った際には、異常がなかったので、寝耳に水の出来事です。この前の記事の定点観測の写真を見ていただければ昨日と今日で、さくらの手前の印象が変わっていることに気がつかれる方もいると思います。
市では、ご存知のとおりライブカメラを設置しており、昨日からの保存画像を確認し、切った人の姿も確認しています。
ですが、心無い人が悪意でやったのではなく、たまたま手の届くところにあった綺麗な桜を、生けたくて切ったもののようですので、今回は、警察へ被害届けなどは出しません。
ただですね、今回、切れられた6、7本の枝のうちの一つは、T中さんちのMちゃんが唯一手の届く場所にあった枝で、毎日現在までかかさず、観測をして、記録をとっていたものだったんです。また、他の枝よりもとても元気で、毎年一番早く白い花をそろって見せてくれる枝でもありました。それがなんとも残念で申し訳なくて悔しいし情けないしでちょっと落ち込んでますぅ・・・。
丸山に来られる宇和島市の皆さんは、あのさくらが市にとっても、春を告げる大事な樹ということをよくご存知なので、なるべく身近に感じていただけるように、触れられない状態にはしておらず、のびのびと桜が咲きたいようにしていたため、厳重に保護したり、気分をそぐような看板をたてたりはしていなかったのですが、それが悪いと言われればそうなんかなぁ・・・と、気分が益々沈みます・・・。
嗚呼悲しい。
そこで皆さんにお願いです。
今回桜の枝を切った方の風聞を耳にされることがありましたら、その方の行いが、毎日通って桜を見守っていた子供の夢をはからずも壊してしまったことをお伝えいただければと思います。また、同じように、桜の枝を切って持ち帰ろうとする方がいたら、やんわりと大事な樹であることをお伝えください。
ソメイヨシノはとてもデリケートな樹で、切られた部分を綺麗に手入れしないと、そこから菌が入ったり、腐ってしまったりと、小さな傷でも命とりになります。
今日も、宇治原さんが、いつものお手入れをしてくださったので、ひとまず安心していますが、花が盛りの時期に枝を切られると、ダメージも大きく、経過の観察が必要です。
丸山公園、今日もお花見の方がたくさん来られていて、みなさんとても気持ちよさそうに桜を楽しんでおられますので、来年も再来年も末永く桜が元気でいられるように、みなさんで見守りをお願いいたします。私たちも引き続き頑張ります。
はぁ・・・。ちょっと自分も落ち込んでいるので、気分の沈む記事ですみません。気持ちを切り替えて、明日は綺麗な桜の様子をお伝えしようと思います。
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